職人の技術と現代工法の調和
奈良県橿原市において長年にわたり大工として研鑽を積んできた住まう工房 秦建築は、新築工事、リフォーム工事、リノベーション工事の各領域で確かな実績を築いています。日本に古くから伝わる在来軸組工法の技術を継承しつつ、最新の耐震技術や断熱工法を積極的に導入することで、半世紀先、一世紀先まで見据えた安全で快適な住まいを提供しています。材木を最適な位置に配置して組み上げる熟練の技と、メンテナンスの容易さを考慮した施工手法により、長期にわたって住み心地の良さが続く家を実現しています。 使用する木材は、奈良の自然環境で育まれた地元産を厳選し、構造躯体から内装仕上げまで幅広く活用しています。同じ気候条件のもとで成長した木材は、使用後の反りや歪みが発生しにくく、高い強度と優れた耐久性を有しています。また、きめ細やかで美しい木目が空間に品格と落ち着きをもたらします。地域で育った素材を用いることで、住まいが自然環境と調和し、居住する人々に穏やかさと安心感を与える空間を創造しています。
施主様の声に耳を傾ける姿勢
住まう工房 秦建築が何よりも重視しているのは、住まいは「購入する商品」ではなく、施主様と「協力して創り上げる作品」であるという考え方です。設計の初期段階から施主様の要望や思いを細やかに聞き取り、それらを具体的な形へと落とし込んでいく過程を丁寧に進めています。綿密なやり取りを通じて、完成後に「こうしておけばよかった」という不満が残らないよう配慮し、いつまでも心地よく過ごしていただける住宅を提供することを目指しています。 施主様一人ひとりの想いを大切に受け止め、その思いを共に分かち合いながら、家族全員が代々にわたって快適に暮らせる住まいを追求しています。強固でありながら柔らかく、温かみのある笑顔に満ちた家を一緒に築き上げたい、そのための力になりたいという思いが、「住まう工房 秦建築」という屋号の由来となっています。この理念を胸に刻み、すべての案件に真心を込めて取り組んでいます。
古民家再生における確かな実績
住まう工房 秦建築の大きな特色として、古民家リノベーション分野における豊富な施工経験が挙げられます。奈良県橿原市を中心としたエリアで、歴史的価値を持つ建築物の趣や特徴を大切にしながら、現代のライフスタイルに適合した居心地の良い空間へと再生する工事を数多く担当してきました。吉野桧をはじめとする高品質な木材を活用した木塀の施工など、各建物が持つ固有の特性を尊重した繊細な作業により、古くからある住まいに新たな息吹を吹き込んでいます。 リノベーション工事においても、天然素材を中心とした丁寧な施工を貫き、建物が元々備えている魅力を最大限に活かすことを心掛けています。それと同時に、現代住宅に不可欠な耐震性や断熱性といった性能面もしっかりと強化し、安全で心地よい居住環境を整備しています。風土に適した地域の木材を使用することで建物の耐用年数を延ばし、そこで暮らす人々が末永く安心して生活できる土台を提供しています。
工房設備による高品質な施工
1999年の設立以来、住まう工房 秦建築は奈良県橿原市の畝傍山麓に工房を構え、地域に根ざした活動を継続しています。工房には直角2面カンナ盤、自動1面カンナ盤、超仕上げ機、バンドソー、パネルソー、組み立て機、集塵機など、多種多様な木材加工機械を設置しており、原材料の加工から部材の組み立てまで、すべての工程を社内で完遂できる体制を整備しています。こうした充実した設備と長年培った技術力により、一貫して高水準な施工品質を保ちながら、効率的な作業進行を実現しています。 地域の木材取扱業者や専門加工業者との強固なネットワークも構築しており、優良な奈良産木材を安定的に確保できる環境を整えています。自社工房を中心とした確実な施工管理体制のもと、細部に至るまで妥協のない丁寧な作業を徹底し、お客様の想像を超える品質の住まいを実現しています。天然素材が持つ温かさと信頼性を大切にしながら、地域住民の生活を長きにわたって支えています。